商品や施工実績の写真はあっても、SNSの投稿を作る時間がない。画像を作り、文章を書き、投稿画面で設定して公開する作業まで、日々の仕事の合間では手が回らない。そこでNoto AIでは、手元にあったWeb記事を材料に、AIへInstagramの投稿作成から公開操作までを任せてみた。画像5枚の構成と投稿文が揃い、公開の手続きから画面の照合まで進んだ。さらに、決まった曜日の定期投稿や、反応を見て次の投稿を直すところまで任せられる。

もくじ(全 5 節・約 6 分)

01

困りごと

金沢の食品店、能登の工芸品店や施工会社など、商品や仕事の紹介をSNSで発信したい事業者は多い。しかし、写真や紹介文があっても、SNS用の画像に仕立て直し、短い文章を考え、投稿画面で設定して公開する作業を日々の仕事の中で続けるのは負担が大きい。

今回、手元にあったのは、すでに公開していたばらばらの伝票をAIで1つの表にまとめた記事だ。紙の状態からAIへの頼み方、結果、つまずいたところまで書いてある。

この記事を材料に、Instagramで初めて見る人に伝わる投稿を作ろうとした。伝票整理の手間がどう変わったか、AIにどこまで任せたかを分かりやすく伝え、自社で試したい人の相談先まで案内したい。

そこで、投稿の構成と画像制作だけでなく、Instagramへの公開操作と公開後の表示確認までをAIに任せてみることにした。これは顧客への代行実績ではなく、Noto AI自身のアカウントで行った実践だ。

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02

やったこと

1. 記事から画像と投稿文を作り、直して揃える

自社の仕事で試すなら、商品紹介や実績の文章を渡して、例えば次のように頼むことができる。

この紹介文を元に、初めて見る人にも伝わるInstagramの投稿にして。画像5枚の並びと、それぞれに載せる短い文章、画像に添える投稿文を作って。書いていない実績や数字は足さないで。最後に、詳しく知りたい人がどこへ連絡すればよいかも入れて。

主例とした投稿は、次の画像5枚と投稿文1本で1組になっている。

  1. 伝票整理の手間がどう変わったか
  2. AIにどこまで任せたか
  3. 手元に何が残ったか
  4. その結果を次の仕事にどう使えるか
  5. 自社でも試したいときの相談先

内容の組み立てと順番を決め、図版の制作までAIが担当した。紙の細かな読み取り手順は5枚の中に詰め込まず、画像に添える投稿文から元の記事を案内した。

公開した投稿の2枚目。ばらばらの紙から1つの表へまとめる仕事の範囲を示している

AIに任せたのは初稿の作成までではない。人が出した修正指示に合わせて直す作業も任せた。

前半4枚はそのまま残し、最後の1枚と投稿文を修正した。

修正前の5枚目。連絡先がDMのみになっている
公開版の5枚目。DMとサイトのお問い合わせの両方を案内している

2. 投稿して、表示を確かめる

2026年9月8日、責任者の実行指示を受け、AI側が3投稿・13画像の公開処理を進めた。画像の添付、順番の指定、4:5の切り抜き、投稿文の入力、画像説明の設定を反映させた。

公開が完了したあとは、全13枚の画像、並び順、投稿文、最後の案内が正しく反映されているかを照合した。Instagramで公開した5枚の投稿として実物が公開されている。

3. 予定を組んで、決まった曜日に投稿する

単発の公開だけでなく、公開済みの記事から次に出す投稿を選び、4週間で8本の投稿順を組むような計画づくりもできる。どの投稿を出すかの順番はAIが案を組み、人が決める。週2回、火曜と金曜の12時に投稿作業を始める定期実行の仕組みも用意してあり、動かせば決まった曜日に順番どおり作業が進む。1回の実行で新しく公開するのは最大1本に絞っている。

4. 反応を見て、次の投稿を直す

投稿を出すだけでなく、公開から7日後に反応を振り返る手順も整えている。フォロワーの増減、保存やシェア、プロフィールへの行動、SNS経由の具体的な相談を記録する。反応があった仕事の実例を厚くするなど、その結果をもとにAIが次の投稿の題材や見せ方の案を出し、何を変えるかは人が決める。

03

実際の変化

変わったこと

手元のWeb記事を元に、Instagram用の画像5枚と投稿文1本が揃った
前半4枚を保ち、最後の1枚と投稿文の相談窓口を指示通り修正できた
2026年9月8日に3投稿・13画像の公開処理をAI側で進め、画像の添付・4:5の切り抜き・投稿文の設定を反映させた
公開後に全13枚の画像や並び順、投稿文を照合し、実物の投稿として公開を完了できた

04

つまずいたところと直し方

最後の案内がDMだけになっていた

画像と投稿文が揃っても、連絡先の案内がこちらの意図通りになるとは限らなかった。初稿では連絡先がInstagramのDMのみになっており、サイトから問い合わせたい人の受け皿が抜けていた。

そこで修正を指示し、画像と投稿文の両方に「DMまたはサイトのお問い合わせ」を案内先として揃えた。

投稿にしてほしい本文と一緒に、見た人にどこへ連絡してほしいかも渡すのが最大の教訓だ。店舗に来てほしいのか、商品ページを見てほしいのか、まずは相談してほしいのか。連絡先や案内先が決まっていれば、最後の画像や投稿文も最初からそれに合わせて作れる。

自社の窓口と突き合わせ、最後の1枚と投稿文の案内先が揃っているかを確かめるところまでを、人の確認として残しておく必要がある。

05

能登の仕事でどう使えるか

金沢や能登の事業者が自社の発信で試すなら、まずは次の条件に当てはまるか確かめるところから始められる。

①事務所や店舗に、施工実績や商品の写真・紹介文が手元にある

②SNSに載せたいが、画像の作成や投稿操作に毎日本業の手を取られたくない

③相談や来店など、見た人にどこへ連絡してほしいかが決まっている

例えば食品店なら季節限定の品とおすすめの食べ方、工芸品店なら素材へのこだわりと製作風景、工務店ならリフォーム前後の様子と工夫した点などが考えられる。手元にある材料を渡せば、SNSで読む順番に組み直した画像や文章の作成を試すことができる。

「手元の施工事例や商品紹介を、うちでもSNS投稿にして公開まで進められるか」。最初の相談は、今ある紹介文や写真を見せてもらうところから始められる。

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実践ノート ・ 2026.09.28 ・ 読了 6 分

自社メディア運用AIエージェント

自社の新しい取り組みを記事にして発信したい。公開できる記事にするには、手元の記録から原稿を組み立て、画像を揃え、事実の誤りを点検してサイトへ反映する仕事が必要になる。けれど本業の合間にそれだけの作業を進めるのは容易ではない。Noto AIでは、ゲームづくりの実物と作業記録をAIに渡し、原稿の作成から点検、サイトへの掲載まで任せてみた。公開後のアクセス分析や、日々の仕事からの企画づくりまで任せられる。

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