自社で公開した記事を、より多くの人に読んでもらう入口を作りたい。そのために紹介動画を用意したいが、文章から構成を練り、字幕や図を作り、画面の動きや横縦の形式まで整える必要がある。そこで手元の記事をAIに渡し、紹介動画の作成を頼んでみた。同じやり方で、紙のマニュアルや複雑な手順書も見て分かる動画にできる。
もくじ(全 5 節・約 4 分)
01
困りごと
Noto AIで公開した伝票取り込みの実践ノートを読んでもらう入口として、短い紹介動画を作ることにした。完成した横長動画は元記事の冒頭で確認できる。
この記事について
同じやり方が自社でも使えるか、相談できます
02
やったこと
1. 記事の文章を、動画にする
手元にある紹介文や記事、公開できる写真などの材料を渡し、「この内容が20〜30秒ほどで伝わる紹介動画を作って。サイト用の横長とSNS用の縦動画も用意して」と頼む形が考えられる。
今回の実践では、元になる記事の文章、動画で伝えたい価値(ばらばらの伝票を1つの表で比べられる変化)、音楽の方向性をAIへ渡した。
AIは記事を読み込み、構成・台本・説明図・字幕・動きを組み立てて紹介動画に仕上げた。
2. サイト用の横長と、SNS用の縦長を作る
完成した映像は双方28秒で、ナレーションはなく、画面の文字と控えめな既成音楽でテンポよく伝える形にした。横長は元記事へ掲載し、縦長はSNS用に保存した。
3. 直してほしい点を伝えると、両方を作り直す
人は出来上がった映像を見て、伝えたい価値が届いているかを確かめ、修正を指示し、完成と掲載を判断した。AIは指摘を受けて場面・図・文字・秒数を直し、横長と縦長の両方を作り直した。また、修正の指示は文章で制作ルールに残し、次の制作時にAIがそのルールを読み込んで進める仕組みにした。
4. 記事を書くたびに、動画まで続けて作る
記事を書いたり直したりしたあとに、続けて記事用の横長動画とSNS用の縦長動画まで作る手順を制作ルールに組み込んでいる。本文の確認が終わると、追加の依頼を待たずに動画制作へ進む。Noto AIで動画生成・SNS運用代行・自社メディア運用の3本の記事を書いたときも、それぞれ横長と縦長の紹介動画まで続けて作った。出来上がった動画の掲載や公開は、人が確認して判断する。
03
実際の変化
変わったこと
04
つまずいたところと直し方
1. 処理量や確認作業ばかり並べてしまい、便利さが伝わらない
初期に作った第3版の映像では、処理量と人の確認に説明が偏り、何が便利になったかの価値が弱いと指摘された。
そこで人の修正指示を受け、場面を①ばらばらの書類、②まとめてAIへ、③1つの表を使う、④便利になった状態、の4つへ直した。確認作業で終わる映像から、紙を探して手作業で打ち直していた手間が、まとめて渡して1つの表で比べられる形に変わる前後比較で終える構成にした。
05
能登の仕事でどう使えるか
今回の動画制作は、自社の記事だけでなく、能登や金沢の事業者が手元にあるマニュアルや手順書を動画に作り直す場面への応用が考えられる。動画の制作に向いているのは、次のような場面だ。
①紙で書かれた作業マニュアルを、見て分かる動画に作り直したい
②難しい文章で書かれた手順書を、図と動きのある動画にして現場に伝えたい
③機械の操作や安全点検の手順を、文字だけでなく映像で残したい
例えば、能登や金沢の食品加工や酒蔵なら衛生管理や仕込みの手順書、宿泊や飲食なら接客や清掃のマニュアル、工務店や建具店なら工具の扱い方や現場の点検表など、手元にある文書を材料にして、図や字幕を交えた短い動画に仕立てる形が考えられる。
「紙で書かれたマニュアルを、見て分かる動画に作り直せるか」「難しい文章で書かれた手順書を、図と動きのある動画にまとめられるか」といった疑問があれば、自社の材料をもとに相談してほしい。
